その昔、名取川の河口に広がる閖上浜は豊かな魚介の宝庫で、藩政時代には伊達六十二万石の仙台藩直轄の漁港として栄えました。
この地に根を下ろし、よりよい魚介の食文化に正面から取り組み、吟味を重ねてあみだしたのが「旬海漬」です。
着目したのは、ふるさとの伝統を今に伝え、しかも新たな美味しさの極致を見出すこと。 そこで、宮城の地酒の吟醸酒粕と本場の仙台味噌とを程よく調和した秘伝の粕、また選び抜いた旬の魚介の旨みを封じ込める匠の技を極めました。
化学調味料や添加物を一切使用せず漬け込んだ旬海漬は、その旨さを逃がさないよう一切一切丁寧にガーゼで巻き、粕で包んで真空パックにしています。 焼き立てを口に運べば、酒粕の風味と甘みが優しく広がり、なんとも言えない香ばしさが一層食欲をかき立てます。